えびの高原天孫降臨の旅の第一日目は、伊丹空港から鹿児島空港へ飛びました。この日は、天気予報では雨ということだったので心配でした。 確かに地上の上は雨でも、飛行機から見る雲の上は太陽がさして眩しいくらいです。 神様が天から見たら雲がこんな風に見えるのかななんて思ってしまいました。 鹿児島空港に着いた私達は、空港バスで霧島いわさきホテルまで行きました。 いわさきホテルというのは鹿児島中心にたくさんあるみたいです。 鹿児島ではいわさきグループというのがホテルや交通機関など経営していてかなり有名なホテルのようでした。 空港バスはそこが終点だったので、私達はその日に宿泊する『えびの高原温泉ホテル』にお願いをしていわさきホテルまで迎えに来てもうことにしていました。 えびの高原ホテルの方は本当に親切な方で、ずっと待っていてくれたのでしょうかバスを降りた私達のところまですーっと来て下さいました。 鹿児島空港からいわさきホテルまでが40分(690円)、そしていわさきホテルからえびの高原ホテルまでがまた40分(無料)というラッキーなコースで到着することが出来ました。 ホテルの1階のお部屋には鹿が遊びに来ますよと聞いていたのですが、まさかそんなことなんて思っていたのですが、本当に本当なのです。 私達がバスを降りるとまるで奈良公園みたいに鹿ちゃんがたくさんいて私達を迎えてくれたのです。 ここの鹿は奈良公園の鹿と違って、野生のシカなのですがなぜかとても人懐こいのです。 ホテルに荷物を預けてさっそく、えびの高原の近くの池めぐりに出かけました。 1時間半くらいのトレッキングのコースなのですが、雨が降ったら霧で何も見えなくなります。 天気予報では完全に雨なのですが、ホテルを出るときは何とか頑張ってもっているというような感じです。 一番最初に、着いたのが白紫池です。 お天気がいいと、池はどれもコバルトブルーに見えるはずなのですが、曇りなので残念です。 でも、実際は写真よりは青かったのですよ。 ここで、ちょっと一休みして空港で買ったお弁当を食べました。 空気も綺麗でお弁当はとっても美味しかったですよ。 2番目の池は六観音池といって3つの池の中で一番大きな池です。 池の向こうに韓国岳(からくにだけ)が見えます。 このあたりで、一番高い山です。 昔の人はこの山の上から、韓国がみえたので韓国岳と名前を付けたのだそうです。 六観音池の韓国岳の反対側に白鳥山があります。 そして、この六観音池のそばに豊受神社がありました。 看板が立っていました。 村上天皇の御代に、性空上人が六観音池の湖畔で法華経を読んでいると、突然白髭の老翁があらわれたのだそうです。 その老翁は『われはヤマトタケルノミコトである。白鳥になってこの地に住むことになった。』と言ったのだそうです。 小さな祠がありました。 ちょっと六観音池の近くに降りてみました。 まるで、海岸のようで綺麗でした。 噴火の時のコバルトがいっぱい残っていて池がコバルト色をしているのですが、写真では綺麗に映らなくて残念です。 このあと、3つ目の不動池に着きました。 ここは一番小さな池です。 ゆっくりしていたかったのですが、空模様が怪しいです。 本当に3つ目の写真を撮り終えたその時です、ぽつぽつと雨が降り出してきました。 傘を出す間もなく、不動池はあっと言う間に霧で包まれてしまいました。 不思議なことです、まるで私たちに池を見せてくれるために天気が持ちこたえていてくれたかのようです。 そしてこのあと本当に土砂降りの雨になりました。 もう、歩くのが精一杯です。 ホテルに帰って温泉に入りましたが、なんだかこのほんの一時のお天気は神様からの贈り物用に思えたのでした。 ジャンル別一覧
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